エイズ対策勉強会3回目。
今日のテーマは「HIV治療薬について」
抗HIV薬はとても高価なものである。日本では約20万円/月かかるという。(日本の場合、HIV陽性者は身体障害者手帳を持つことができるため、実際の負担額は1割)
しかしHIV感染のハイリスクグループとなる人達は貧しい人が多いのが現実であり、現在発展途上国において抗HIV薬を服薬できているのは全体の28%にとどまる。
一刻も早いジェネリック薬品の開発を望みたいところだが、アメリカや日本など先進国と途上国の間で知的所有権などの問題が生じ、なかなか開発が進まない。2001年、WTOによってエイズ治療と知的所有権の両立という措置がとられたが、それでも薬を本当に欲している人の元へはなかなか届かない現状である。
とても難しい。
抗HIV薬は毎日決まった時間に飲み続けなければ意味がない。統計で、正しく服用率95%でも患者の10%は効果がない、服用率80%以下では87%に効果がないと出ているらしい。それくらいアドヒアランスが大切になってくる。
日本にいたって、ここまできっちり内服していくのは大変だと思う。それが、発展途上国でいかに大変なことかは想像に難くない。患者本人に飲む気があったとしても、まず薬が不足している、薬を処方できる人材がいない、病院まで遠すぎる、病院に行くために仕事を休まなければならない等々、とてもたくさんの問題が存在する。
でもエイズを完治させる治療法はまだない。
いかにアドヒアランスを保ち続けられる支援をするか。これもまた1つの大きな課題である。
今日のテーマは「HIV治療薬について」
抗HIV薬はとても高価なものである。日本では約20万円/月かかるという。(日本の場合、HIV陽性者は身体障害者手帳を持つことができるため、実際の負担額は1割)
しかしHIV感染のハイリスクグループとなる人達は貧しい人が多いのが現実であり、現在発展途上国において抗HIV薬を服薬できているのは全体の28%にとどまる。
一刻も早いジェネリック薬品の開発を望みたいところだが、アメリカや日本など先進国と途上国の間で知的所有権などの問題が生じ、なかなか開発が進まない。2001年、WTOによってエイズ治療と知的所有権の両立という措置がとられたが、それでも薬を本当に欲している人の元へはなかなか届かない現状である。
とても難しい。
抗HIV薬は毎日決まった時間に飲み続けなければ意味がない。統計で、正しく服用率95%でも患者の10%は効果がない、服用率80%以下では87%に効果がないと出ているらしい。それくらいアドヒアランスが大切になってくる。
日本にいたって、ここまできっちり内服していくのは大変だと思う。それが、発展途上国でいかに大変なことかは想像に難くない。患者本人に飲む気があったとしても、まず薬が不足している、薬を処方できる人材がいない、病院まで遠すぎる、病院に行くために仕事を休まなければならない等々、とてもたくさんの問題が存在する。
でもエイズを完治させる治療法はまだない。
いかにアドヒアランスを保ち続けられる支援をするか。これもまた1つの大きな課題である。
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