ドミトリーにDVDがあったので、久し振りの映画観賞をしてみた。
なかなか場面がリアルに描かれていたと思う。後半ちょっと睡魔に襲われながらやったので、一部字幕を見逃したりもしたが、なかなか良い映画だった。話の内容的には分かりやすかったし、登場人物の心情変化などもつかみやすかった。
この話はフィクションではなく、半分ドキュメンタリーのようなものらしい。今まで日本側からしか太平洋戦争を見てこなかったが、反対のアメリカ側の視点から見てみて、勝者であるアメリカにとってもこの戦争が残した傷跡は深いということを知った。アメリカ側から描かれたものなので、もっと日本を批判するような内容も含まれているかと思っていたけど、そうではなくて戦時下におけるアメリカの問題、人種差別なども含んだ自国の問題に焦点を当てた映画となっていた。
国は違えど、人間は人間。争うべきではない、憎みあうべきではない。きっと個人個人のレベルでは、みんな分かっている。こんな風に争い合う必要もないはずなのに、それが国家レベルになると戦争なくして関係を保つことができなかった時代。国家の権力者たちがそろって戦争を推し進めた背景には、きっと正当づけされた理由があるんだろうけど、結局犠牲になるのは国家の民、一人ひとりの人間。
今の日本からは想像できないけど、そんなに昔のことではないんやよなぁ。
ガーナにいることを忘れそうな時間だったが、ふと、なぜ日本は戦後数十年足らずでこんなに大きな発展を遂げたのに、アフリカは発展できないんだろうということが頭をよぎった。たくさんの理由がある。まぁ、またこの話は後日。きっと活動していく中で、もっと何か見えてくるだろう。
ちなみにこのシリーズ第2弾「硫黄島からの手紙」はドミトリーにはないので、帰国後見ようと思う。
久しぶりにこんな純愛ものを見た。
最後は純粋に泣けた。
現実にはあり得ない話、そしてこんなにピュアな恋愛ができる人も現実にはそんなにいないんじゃないかと思ってしまう。すさんでるかしら・・・女としては、単純に憧れるけど。
この映画は2000年に韓国で上映されたものを2006年にアメリカ版にリメイク。
サンドラ・ブロック美しいねぇ・・・
http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/
英語の勉強にと思い、出国までできるだけ映画を見ようと思っている。
結局はストーリーにのめり込んで、結局字幕を必至で追っているわけなんやけども。。汗
今日は日曜日なので、訓練は休み。
やけど、一日中訓練所にこもっていた。
飲める人はいいなぁって思うけど、まぁ私は私なりにここでのストレス解消法を見つけていかなければ・・
ということで、今日は勉強の合間に、バドミントン&フラガール鑑賞をした。
「フラガール」
しずちゃんが出ているってことは知ってたけど、全然どんな内容とかは知らなかった。福島県常磐にあるハワイアンセンターが舞台の実話。
どんな楽しい映画なんだろうと思ってたけど、ほろっと涙してしまう場面もありの暖かい映画だった。
炭鉱で生計を立てている人がほとんどの町で、炭鉱と関連した生活を余儀なくされている人々。
時代の変化とともに炭鉱が閉鎖に追い込まれ、そんな中で家族や町を守るために働かなければならない。自らの生き方を問いながら、懸命に打ち込む姿には感動した。
私は自ら助産師を選択し、自ら青年海外協力隊を選択した。こんな自分勝手なことは、この時代に生きた彼女達には許されないだろう。好き勝手やってる私は、その環境に感謝しないといけない。
この先、自分の意志では選択できない、その道を選ばざるを得ない状況は来るかもしれない。来ると思う。そうなった時に、私は一生懸命向き合うことができるだろうか。逃げる選択肢を選ばないだろうか。
自分の恵まれた環境に当たり前を感じてはいけない。
If I don't want to do, I should do my best.
逃げ出さないよう、肝に命じておこう。
「ダーウィンの悪夢」を鑑賞。
ナイルパーチという一匹の外来魚からつながるグローバリゼーションを描いたドキュメンタリー。
舞台はタンザニア。
一匹の魚の問題から、貧困を根元とした飢餓、ドラッグ、売春、エイズ、ストリートチルドレン、環境問題など多くの問題が浮かび上がってくる。
タンザニアはアフリカの中では比較的安全な国と言われている。
でもハッキリ言って、見ていて怖かった。
ナイルパーチ、日本名では白スズキ。
日本はEUに続き、輸出第2位の国だそう。私もきっとこのヴィクトリア湖で獲られたナイルパーチをおいしく食べている。1つの食べ物を通して、世界とつながっているということを、世界のどこかの人々の犠牲のもとで得られている食材だということを、そのおかげで自分が生きられていることを知らされた。
しかも、魚を先進国に運ぶための飛行機はアフリカに来る際、武器を積んできているという疑惑が浮上している。
とても印象に残っている言葉がある。
ある貧しい父親の言葉、、
「皆戦争を望んでいるさ。戦争で軍隊に入れば、お金が手に入る。人を何人も殺したよ、だってそれが戦争だろ?」
戦争でさえ、彼らにとっては生きていくための仕事になる。戦争で死ぬか、飢えで死ぬか・・・
戦争は決して良いことではないし、無くならなければ世界平和は訪れないだろう。
でも、戦争を望んでいる人たちがいる。決して彼らは独裁者ではないし、共産思想を持っている訳でもない。資本主義社会のもとで、ただ生きなければならないだけ。
この悪循環を誰が断てるんだろうか・・・
あー、頭がごちゃごちゃ。。
「ダーウィンの悪夢」公式HP http://www.darwin-movie.jp/
「ホテル ルワンダ」に引き続き、「ルワンダの涙」を見てきた。
まさにShooting Dogs、英タイトルそのままだった。
人間は野良犬が野蛮だという理由で、銃を持たない犬を撃ち殺す。
同じように、彼らがツチ族だという理由で、武器を持たない人間が切り殺された。
100日で100万人もの命が亡くなったという。
涙は出てきたけど、ちょっとだった。というか、残酷すぎて泣けなかった。目を見開いて見ていたけど、とても現実に起こったこととは思えなくて、登場人物たちの気持ちを想像することさえ困難だったんだと思う。
あるいは、感覚麻痺以上に残酷だが、私の目にも「ただアフリカの人々の死体がたくさん転がっているだけ・・・」と写ったのかもしれない。これが日本人だったら、もっとリアリティが持てたんだろうか。
どちらにしろ、「私、アフリカに行っていいいんだろうか・・・」という気持ちは沸いてきた。
きっと外務省から危険勧告が出れば、私だってアフリカの人々を置いて強制帰国することになるんだろう。安全な時にやってきて、危険になれば現地の人を置いて帰っていく。。仕方ないのかもしれないけど、そんな残酷なことをするくらい行かない方がいいんじゃないかって気になってくる。
ガーナは安全だと言われているけど、とはいえまだまだ貧困が根底にある国。いつ何が起こるかは分からないわけで・・・
ルワンダの涙HP http://www.r-namida.jp/index.html