今日は休みだったので三重に帰り、久しぶりに祖母と曾祖母と会った。
仕事のこと、ガーナのこと、JICAのこと、彼氏のこと等々いろいろ話した。
曾祖母は現在96歳。
まだまだ元気なイメージだったが、もうそんな年齢ということにビックリした。
確かに私が中学生や高校生のころに比べたら、足腰は弱っていたし、耳もかなり遠くなってきている。
痴呆はないので、話の理解はスムーズだが、だいぶ年をとったなぁと感じた。
彼女に「毎日何しとるの?」って聞いてみた。
「テレビを見ても面白くないし、最近は本と新聞を読んどるだけ。だから新聞が休みの日は張り合いがなくてね・・・もう生きていてもすることもないのに、命だけはまだこの年になってもあるから仕方ないわな。。」
私は苦笑い・・「まあ、病気じゃないだけいいやん?」
もう一人身近に曾祖母がいたが、彼女は数年前に97歳で亡くなっている。
晩年は痴呆がすすみ、私のことは誰かよく分からなくなっているような状態だったが、特に大病をすることなく、ある日ぽっくり亡くなった。
毎日、病気の老人を見ていると、長期にわたって寝たきりであったり、家族がなかなか面会に来なかったりで、寂しいんだろうなぁとよく感じる。病気で辛い上に、精神的にも病んでいる人が多い。
そういう患者さん達に比べると、家で生活できている私の曾祖母たちは幸せなのかなって思うけど、やっぱり彼女たちにも"生きていかなければならない苦しみ"があるのかもしれない。
短命が良いとは全然思わないし、できるだけ家族には長生きしてもらいたいと思う。
でも、じゃあ自分は?ってなると、曾祖母の話を聞いていると、自分のやりたいことができる力があるうちに、そしてやりたいことはだいたいやってしまった頃にぽっくり死にたいかも・・・と思ってしまう。超わがまま?
長寿の国、日本に生まれたことに感謝しないといけないのカナ。
世界には生きられない人もいる。