ガーナ人、アジア人とは人種が違うので、肌の色も違えば、体毛の生え方も違う。まつ毛はクリンとしていてうらやましいほどの長くて美しいカール。それ以外の毛は、大体チリチリに生えるのがガーナ人の生え方。私は仕事柄、お腹や脇なども見たりするのだが、どこの毛も短くチリチリと生えている。髪の毛も同じで、他の人種のようにストレートには生えないので、こちらの大人の女性は皆付け毛やウィッグをしている。
私たちのような髪形のウィッグもこちらでは人気だが、ラスタヘアと呼ばれる太い髪の毛の束を編みこんでいくスタイルがアフリカっぽい。一度やってみたい!と思いつつも、ここまでやらずにきてしまった…(><)髪の毛が引っ張られるので痛いらしい…というのと、編むのに3~4時間もかかるというのと、つけている間シャンプーができないということに、怖気づいてなかなかやる機会が持てない^^;やってみたいんやけどねぇ…
では、Ghanaian Hair Styleのオンパレード♪
この2つは地毛を編んだスタイル
おだんごの部分だけ付け毛
太い毛束を編みこんだラスタヘア
これはウィッグ
こんなスタイルの人もいる。はっきり言って、これはやりたくない^^;
結核とHIVは切り離して考えられない疾病ということで、エイズ対策での派遣ながら結核患者とも関わっている。国によっては結核患者の40%がHIV陽性であったというほど、HIV陽性者が免疫低下時には結核に感染しやすい。そして結核は症状が出現するため、それが病院にアクセスし、HIV陽性と分かるきっかけともなる。
以前にも書いたが、ガーナにおける結核患者の治療は、DOTSと呼ばれるプロトコルが無償で入っている。患者の負担は病院に来るまでの交通費のみだが、この治療は6か月続ける必要がある。しかし、人に感染させる心配があるのは2か月までで、そして激しい咳や喀痰などの症状も次第に軽くなっていく。よって、その時点で治った!と自己判断して、病院に来なくなる人も多い。しかし6か月完の治療を終え、最終的な検査をしなければ完治とは言えず、その場合、まだ体内に結核菌を持っている人もいて、数か月後に再発してやってくるケースもある。
そういう訳で、出来る限り全ての患者に6か月の治療を終了してほしいため、結核治療を途中でドロップアウトした患者の訪問が必要となる。とはいえ、医療者だって生活があり、自分のポケットマネーを使ってまで、自己中断した人の面倒は見切れない!というのが正直なところ。去年までは、結局私1人で行うしかなかったこの家庭訪問。去年の終わりから、結核患者担当者が変わり、私と同い年の女性が担当となった。彼女は仕事に対する姿勢も積極的で、患者への説明も丁寧。Ghana Health Serviceも治療中断患者フォローの政策を打ち出し、それに対するお金が降りるようになった。今は彼女と一緒に、患者の家庭訪問に行っている。
やっぱり外国人の私が1人で訪問するのと、現地語が話せるガーナ人と一緒に行くのでは、伝えられる情報の正確さや量が違う。また私は毎日結核の仕事をしているわけではないので、訪問した患者とそのお宅で初対面ということもある。その場合、向こうからしたら、この片言しか話せない子どものような外国人は一体何者!?っていうことになる。
外国人ボランティアは、やっぱりボランティアという立場でしか関われない。でもそれは仕方ない、当たり前のことで、一番大切なのは現地の人がいかにそれを重要と捉え、ガーナ人からガーナ人へ伝えられることだと実感している。
最近、私がハマっているもの…☆
それはヨガ。
今さら!?って言わないで。
きっかけは11月に一時帰国した時に、帰路時、飛行機遅延のため、関空でヒマ過ぎる時間潰しにぶらっと立ち寄った本屋さんで、見つけた1冊の文庫本リラックスヨガ。日本にいた時もやってみたいな~とちらっと思ってはいたけど、なかなか時間もなく実行できずにいた。ガーナに来て、夜の時間はたっぷりある。どうせヒマだし、健康にも良さそうだし、痩せるかもしれないし!…ということで、買ってみた。
で、ガーナに帰ってきて、やってみた。なかなか気持ち良い。体は割と柔らかい方のつもりだったが、やっぱり着実に衰えはきているようで、イタタタタ(><)という有様だったが、とりあえず1か月、その文庫本に従ってやってみた。飽きっぽいので、なかなか長続きしない人だけど、意外にも続けることが苦痛でない。なんだかんだで、もう3か月くらい続いている。気がついたら、1時間くらいやってる時もあったり…★でもやっぱり文字と絵ばかりの文庫本には飽きて、他の隊員さんから短いヨガDVDをもらったり、隊員ドミトリーにあったヨガ雑誌を見たり、ついにはアマゾンでもっとたくさんのポーズが学べるヨガ本+DVDまで買ってしまった~^^;同期からは変態呼ばわりされながらも、今はその到着が待ち遠しい限り♪
注)私じゃナイヨ。。
中にはどうしてもできないポーズがいくつかあって、帰るまでにはできるようになりたい!とガンバッテマス^^;
日本に帰ったら、ヨガスクールとか行っちゃおうかな~と真剣に考えている今日この頃☆
先週、エイズ対策隊員とJICA専門家、調整員とのTVカンファレンスに参加した。インターネットで、日本、インドネシア、ケニア、タンザニア、マラウイ、ニジェール、エチオピア、ガーナの8カ国のJICA事務所をつなぎ、テレビ画面を見て会議をするというもの。こんなことがアフリカでできるなんて驚きだが、途上国とは言え、首都はどこの国も案外栄えているもので、私もガーナに来てから国内の貧富格差がとても大きいのが途上国という認識に変わりつつある。まぁ、もちろんガーナの首都だって、東京や大阪と比べちゃいけないけど。
隊員や専門家からのプレゼンテーション後、各自が活動の中で抱いている疑問や困難を質問できる時間が設けられた。同じアフリカとは言え、エイズ対策1つをとって見ても、国によって状況はとても違う。その国におけるHIVの深刻さだったり、援助機関の大きさだったり、国民性だったりと影響因子は多々あるが、ガーナの隊員から出た質問には大きく「うん!うん!」とうなづけても、他の国の隊員の話には「へぇ~」と感心こそするものの共感できることは少なかったりした。でもガーナ、ガーナ!ガーナ!!の毎日で、ややガーナ擦れしている私には新鮮であり、赴任前の補完研修でお世話になった先生方とお話することで、初心を思い出したカンファレンスだった。
ちょっとでもこの気持ちが長続きしますよ~に~
バオバブに引き続き、アフリカと言えば…サファリ!という人も多いと思う。
ガーナには2つの大きな国立公園がある。サバンナ=ライオン、シマウマ、キリン…いろいろテレビで見たことはあるけれど、残念ながらガーナではシマウマやキリンは見られない。ライオンは生息しているらしいが、観光客が踏み込める範囲にはいない。でも2つの国立公園のうちの1つ、Northern州にあるMole National Parkはゾウが見られるサファリとして有名で、せっかくアフリカにいるのだから野生の動物を見ずして帰るわけにはいかない!ということで、初めて行ってきた^^
乾季なので、草木は枯れ枯れ。動物たちも水を求めて南下するので、乾季の方が動物に遭遇しやすいと言われている。
★サル
写真にはうまく撮れなかったけど、白いサルもいた。
★イノシシ
ウリ坊もたくさんいて、可愛らしかった。
★シカ
シカっぽい動物。大小3種類くらい見れた。群れで動いているようで、草むらに隠れながら、こちらの様子をうかがっている。
★ゾウ
ウォーキングサファリ中、一度ゾウさんに出会えた。ただノロノロしか歩けないように見える彼らも1歩が大きいからか、案外スピードが速い。追いかけるも追いつけず、見失ってしまった。でも遠目に水を飲みに来ているゾウを見れたので、とりあえず満足♪
水浴び中のゾウさん
耳をパタパタさせる様子はダンボのようで可愛かった☆
大きなアリ塚
サファリの夕日
Moleではないけど、キャラバン隊のラクダにも会いました。
帰国までもうあと4か月だけど、もう1回行ってみたい!
Enjoy Africa^^
アフリカと言えば、「広がる荒野とバオバブの木」というイメージを抱く人も多いかと思う。
バオバブはアオイ目バンヤ科バオバブ属、サバンナ気候で生息する植物。その独特な木の形から悪魔が大木を引っこ抜いて、逆さまに突っ込んだといわれている。悪魔と聞くと、なんだかイメージは良くないけど、とてもインパクトのある、そして私はなんだか優しい感じのする木だと思っている。
ガーナは北部はサバンナ気候、南部は熱帯雨林気候なので、バオバブは北部に行かなければ見ることができない。あっつい気候は苦手だけれど、なぜか北部は大好きな私。きっとアフリカっぽい光景や歴史を想像させる遺跡たちに魅かれるんだと思う。バオバブが点々と生えているそんな風景もその1つ。
大きな幹と垂れ下がる大きな果実が特徴的。今は乾季なので落葉中。雨季には白い大きな花が咲きます。
実の中は、白いスカスカの砂糖菓子のような食感の果実が入っている。少し酸っぱいがなかなかおいしくて、現地の子ども達はこれをおやつとして食べている。
アフリカの大地と共に何千年もの間、この地で独自の文化と伝統を育んできたアフリカの人々。2年間でそれらを理解することは難しく、時には負の感情を伴うこともあるけど、バオバブの木を見ていると、ただ単純にそれらに少しでも触れられたことを素直に嬉しいと思えてくる。