先日、ブログにも書いたHIV陽性の妊婦さん
2008年1月1日 AM4:30ころ
2400gの女の子を出産
ニューイヤーベビー♪
まさに新年の夜明けとともに生まれてきてくれた。家はKumasiの病院までかなり遠いが、それでもちゃんと間に合ったようで、適切な処置のもと出産できた。
早く会いたくてうずうずしてたけど、今週ようやく会いに行ってきた☆
今のところ、お母さんも赤ちゃんも元気そうでひと安心。お母さんが抗HIV薬を飲み続けるのはこれから一生。母乳をあげることはできないし、赤ちゃんもしばらくは抗HIV薬を飲み続けなければならない。赤ちゃんがHIVに感染しているか否か、最終的な判断が下せるのは18ヶ月後。それまで心からはホッとできないだろうし、他のお母さんが母乳をあげているのを目にしたり等、これから辛いことも多々あるだろうけど、赤ちゃんのためにも夫婦で力を合わせて頑張ってほしい。
めちゃくちゃかわいいBabyやった~~
パパはキスしまくりデシタ(^^;
おめでとう!
そして、無事生まれてきてくれてありがとう。
ガーナで初めての年末年始、同期と一緒に初めて国内旅行に行ってきた☆
行き先は・・海!ビーチ!!
ガーナは大西洋に面した国で、西アフリカ海岸はゴールドコーストとも呼ばれ、リゾートとしてヨーロッパから観光に訪れる人もいる。
ひっさしぶりに見た海はめちゃめちゃ良かった。日本にいた時は、海より山派な私だけど、海はずっと眺めてても飽きない。やっぱり島国の血が流れているのかしら~~
Busua Beach↑
世界遺産Elmina Castleが望めるBeach↑
木にくくりつけてある吊り橋は人が一人通れるくらいの細さで、一番高いところで地上40mらしい。
ボランティアで来ていることをしばし忘れ、同期とおいしい物を食べ、お菓子を買い込んで夜中まで話し込んだり、朝日を拝み、昼間はビーチや観光を楽しんだ。満腹マンプク♪
たまにはこういうリフレッシュも必要でしょ。
Beachで年越し。
2008年、あけましておめでとう!
しっかり初日の出も拝みました。さぁーっと雲が開けて太陽が見えた瞬間は、本当にキレイだった。
2008年、人と自分としっかり向き合い、ここで貴重な1年を過ごせますように・・・
何日も他人とずっと一緒にいると、だんだん自分のペースで生活できないことや価値観の相違にしんどくなることもある。それは日本人でもガーナ人でも一緒だけど、言葉の通じる日本人だからこそ、余計に感じる部分もある。私の同期は個性的で真面目で、物事をじっくり考える人が多い。個性の強い個人が集まっているのだから、個性同士がぶつかることもある。でも、それで気付く人の一面があったり、自分とは違った価値観への理解が深まったりすることもある。
同期のみんな↑
やっぱり同じ時期にガーナに来て、ガーナで過ごしてきた半年間に感じてきた思いを共感できる同期はとても大切で特別な存在。私は19年度1次隊で本当に良かったと思う。
みんな、ありがとう。
こっちでは、24日PM~26日がクリスマスホリデー。
ガーナ人もキリスト教、イスラム教関係なく、みんな「ブローニャ、ブローニャ」(=クリスマスのこと)と楽しみにしている。
日本のクリスマスと言えば、イルミネーションが輝いて、クリスマスソングが流れ、街中はクリスマスモードに。そして、極めつけは、寒い!師走なんだから、寒くて当たり前!雪が降りそうな程寒くなってこそクリスマス!・・・という感じじゃないですか??
Nkawieのクリスマスと言えば、いつもと何か変わりがあって・・・?
時々ラジオでクリスマスソングが流れるし、クマシの方へ行けば、道端でツリーを売っていたりもするので、クリスマスなのかなぁ?って思うけど。そして、私がクリスマスを感じられない最大の理由、、
それは
「暑い!!!」
こと。
体が、今はまだ夏だ!と言っている(^^;
それでも、ガーナで初のクリスマス
こちらで私の家族とも言えるIsrael家に久しぶりにお泊り。パーティーとまではいかないけど、でもやっぱりクリスマスは特別な日なので、チキンとヤギをさばいてバンクーやライスに添える。
ヤギを解体中↑ こちらは鶏さん↑
夜は皆で私が持ってきた「ファンディング ニモ」を鑑賞し、ほのぼのと楽しかった。ガーナの人って、ディズニーを全く知らないらしい・・ディズニー人気は万国共通だと思ってた。
で、ガーナ人、早寝早起きなので、9時には就寝。なんて健康的!
クリスマスは皆が楽しみにしていて、やっぱり特別な日ではあるけど、それでも日常の一遍。いつもより少し豪華な食事をし、家族や友人を尋ねる。そして教会へ行く。これが彼らの祝い方。
クリスチャンが多いわけでもない日本のクリスマスをこっちの人が見たら、ちょっと異様な光景かもなぁ~
先月末、ようやく我が家にMy バイクがやって来てました。
HONDA CT110 というやつ。
でもなんだかんだトロトロで行けてしまったり、足首の捻挫の調子がよくなかったりで、今月半ばまではあんまり乗らず・・・(^^;
単車貸与じゃない人に申し訳ナイ・・
でも必要に迫られる時は、いきなりやって来るもんです!
その日も全然乗る予定じゃなかったのに、、ついにデビュー☆彡
ラフロードでは砂で滑りそうになったり、大きい道路では人が曲がろうとしてんのに、マナーの悪いガーナ人に後ろから追い越しかけられたり、と「おオゥッ!」と思う場面はあるけれど、まぁ安全運転で頑張るね。
信号も何もない、ただまーーっすぐな道をぶぉ~~~~んっと走るのは気持ちヨイ♪
先週の金曜日、Health Centreで妊婦にHIV testを勧めていた。
お金がない人が多いので、郡病院までわざわざHIV testを受けに来てくれる人はごくわずか。
でも今週の月曜日、1人の妊婦が家から1時間半はかかる郡病院へ来てくれた。
なんとなく気になることがあったから、来てくれたのか、ただ単純に私の説明を聞いて必要性を理解してくれたのか分からないが、見た目には健康そのものの若い妊婦さん。
23歳、既婚、子ども0人、1経産
妊娠38週、出産予定日2007年12月28日
HIV test:Positive
うちの郡にたった1つしかない病院だけど、設備が整っておらず、HIVの治療はできない。
翌日、Kumasiの病院へ彼女と一緒に行ってきた。もう一度確認のためHIV testを受けるが、やはり陽性。
HIV母子感染は3経路。
1.子宮内感染
2.産道感染
3.母乳感染
何の予防策も講じなければ、感染率は約30%と言われている。最も感染リスクが高いのは分娩時の産道感染。
彼女はもう妊娠38週なので、子宮内感染を起こしていた場合、母子感染を免れないが、一番リスクの高い産道感染に対してはまだ間に合うかもしれない。抗HIV薬を服用し帝王切開をすれば、感染率は大きく下がる。しかし、健康保険に入っているガーナ人はほんの一握りで、彼女もまたお金がなくて健康保険には入っていないため、帝王切開なんてとんでもない。できることは抗HIV薬の服用のみ。だが、抗HIV薬さえ、5GHC/月。日本円にすれば約500円だけど、お金がない彼女にとってはとても高い。
「・・・払えない。」
彼女は経産婦だが、2年前に産んだ第1子は出生後数日で死亡している。原因は分からないが、もしかしたらHIV感染によるものかもしれない。彼女に元気な赤ちゃんを産んでほしいと思った。彼女のHIV感染をなかったことにはできないけど、せめて母子感染は防ぎたい。もういつ産まれてもおかしくない状況。お金を工面してから再度病院にやってくる時間はない。
だから、今回は私が払った。
2日後、彼女の夫が郡病院にHIV testを受けにきた。
結果、Negative。
結婚して数年、普通に性交渉も行ってきただろうけど、夫には感染していなかった。HIVは女性の方が感染リスクが高いとは言われているが、夫に感染していなかったのは幸いだった。
今後、彼女は赤ちゃんを産み、薬を飲み続けなければいけない。母子感染を予防するには、母乳育児をストップし、赤ちゃんもしばらくは抗HIV薬を服用する必要がある。育児、金銭面、精神面など、夫の支援は絶対。妻の感染を知ると、家から追い出してしまう夫もいると聞くが、嬉しいことに彼は、「頑張って妻を支えていく」と言ってくれた。
これから彼女たちが向き合っていかなければいけない問題は山ほどあるかもしれないが、2人で乗り越えていってほしい。そして、何よりまずは、彼女が無事に健康な赤ちゃんを産んでくれますように。
ガーナと言えば・・・
“LOTTE Ghana Chocolate”に代表されるようにカカオ(Cocoaと英語では言う。ココア?)の名産国。
確かガーナは、日本のカカオ輸入第一位の国だったよーな、違った??国営のカカオ会社もあるほど、カカオは貴重な果実。
そこらじゅうにカカオ畑?いや、カカオの森がある。なんだか奇妙な実り方をしているけど、色づいたカカオはとってもキレイ。
こんな風にしてカカオを天日干ししている。
そしてそして、私はチョコレートが大大大好きなワケです☆
カカオの国には、一体どんなおいし~チョコがあるのかと言うと、、
実はあんまり種類がありません(T _T)
板チョコはこの種類しか見たことない。しかも暑い国で溶けないように工夫してるからか、けっこうカスカスした感じ。でもプレーン、ミルク、ダーク、コーヒー、レモンとフレーバーは豊富。私はこの↓緑のレモンフレーバーがお気に入り♪チョコとレモン・・・?って思うけど、これはホントにおいしいよ~
しかし、やっぱヨーロッパや日本のチョコレート技術はスバラシイ。。
やっぱ私は“森永DARSミルク”がfavoriteデス。
あー、恋しい・・・❤
誰か送ってちょ♪
あ、でも・・キャッチフレーズは ”口どけ22℃”
手元に届くまでに溶けちゃうね…泣
毎日、いろんなガーナ人から
「時計ちょうだい」
「帽子ちょうだい」
「サンダルちょうだい」
「カバンの中身ちょうだい」
「パン買ってきて」
「日本から車送ってもらって」
「日本から寄付を集めて持ってきてよ」
「金くれ!」 と言われる。
毎日毎日マイニチeveryday・・・いい加減うっとうしくなってくる。
初対面なのに、挨拶の次に物をねだるというツワモノもいる。この人は仲良くなれそうかな~と思っても、その人にも金、金と言われると、結局金なしでは友情もないのか・・と消極的な気持ちになる。
日本人=金持ちって想像してしまうのは分かる。確かにガーナに比べたら、日本はリッチな先進国だし、一家に一台は車を所有し、着る物や物がなくて困る・・なんて人もほとんどいない。
分かる、、、分かるけど、「道路を整備してって日本の政府にお願いしてよ!」とか言われてもねぇ。。
同僚からも、「日本が何をくれるのか」と期待されているのはすっごく感じる。
Nkawieのような町に住む人はともかく、実際に、町までもとても遠くて、電気も水道もない村に住む人たちが、ホントに困っていることはどんなことなんだろう…それを聞いてみたかった。
まず最初に返ってきた答えは「薬」。
何所であっても、やっぱり病人はいるし、怪我もする。しかし医師がいないどころか、医療と提供できる施設、薬局さえない。病院まで行こうと思ったら、何時間も歩かなければいけない。薬があれば、治せるのに…と思うのは当たり前。
次に返ってきた答えは「子供服」。
確かにきれいな服を着ている人はほとんどいなくて、みんな赤土色に変色して破れた服を着ている。子どもは服を着ていないことも多い。大人たちが自分の服が欲しいとはいわず、子供服と答えることからも、本当に不足しているんだとことが一目瞭然で分かる。
ただのボランティアである私が日本人である特権を生かして手配できるとしたら・・・やっぱり後者の「子供服」だろう。実際、病院で働いていると、感染症などの皮膚病を患って来る子どもはとても多い。きれいな服を着ることができたら、一時的かもしれないけど、そういった皮膚病を予防することもできるだろうと思う。
方法はいろいろあると思う。
ちょっと考えてみよう。