毎日、いろんなガーナ人から
「時計ちょうだい」
「帽子ちょうだい」
「サンダルちょうだい」
「カバンの中身ちょうだい」
「パン買ってきて」
「日本から車送ってもらって」
「日本から寄付を集めて持ってきてよ」
「金くれ!」 と言われる。
毎日毎日マイニチeveryday・・・いい加減うっとうしくなってくる。
初対面なのに、挨拶の次に物をねだるというツワモノもいる。この人は仲良くなれそうかな~と思っても、その人にも金、金と言われると、結局金なしでは友情もないのか・・と消極的な気持ちになる。
日本人=金持ちって想像してしまうのは分かる。確かにガーナに比べたら、日本はリッチな先進国だし、一家に一台は車を所有し、着る物や物がなくて困る・・なんて人もほとんどいない。
分かる、、、分かるけど、「道路を整備してって日本の政府にお願いしてよ!」とか言われてもねぇ。。
同僚からも、「日本が何をくれるのか」と期待されているのはすっごく感じる。
Nkawieのような町に住む人はともかく、実際に、町までもとても遠くて、電気も水道もない村に住む人たちが、ホントに困っていることはどんなことなんだろう…それを聞いてみたかった。
まず最初に返ってきた答えは「薬」。
何所であっても、やっぱり病人はいるし、怪我もする。しかし医師がいないどころか、医療と提供できる施設、薬局さえない。病院まで行こうと思ったら、何時間も歩かなければいけない。薬があれば、治せるのに…と思うのは当たり前。
次に返ってきた答えは「子供服」。
確かにきれいな服を着ている人はほとんどいなくて、みんな赤土色に変色して破れた服を着ている。子どもは服を着ていないことも多い。大人たちが自分の服が欲しいとはいわず、子供服と答えることからも、本当に不足しているんだとことが一目瞭然で分かる。
ただのボランティアである私が日本人である特権を生かして手配できるとしたら・・・やっぱり後者の「子供服」だろう。実際、病院で働いていると、感染症などの皮膚病を患って来る子どもはとても多い。きれいな服を着ることができたら、一時的かもしれないけど、そういった皮膚病を予防することもできるだろうと思う。
方法はいろいろあると思う。
ちょっと考えてみよう。