いろんな国から来ているボランティアがいる。
私の周りではドイツ人が多いように感じるが、協力隊のように2年間もいるボランティアは少ない。だいたいが数週間~6か月。ピースコー(peace corps:アメリカ版協力隊のようなもの)は2年間だけど、私の周りにはいない。
先日郡病院で妊婦健診を手伝っている時、Kumasi(ガーナ第2の都市)で一番大きな病院に来ているドイツの医学生とガーナ人学生に出会った。いろんな病院、ヘルスセンターを巡回し、母子保健について話をしているそう。ガーナ人学生が約2時間話した中には、ユニセフやWHOの歴史、医療専門用語、難しい疾病、新生児奇形の話など、まるで医療職者向けの話もあり、何の知識も持たない妊婦さんたちにはかなり難しいトピックも含まれていた。ただでさえ、人がたくさんで待ち時間が何時間にもなる妊婦健診。椅子が足りなくて立っている妊婦さんもいる待合室で、健診を中断して、2時間もよく分らない話を聞く・・・もちろんいかに母乳育児が大切か等も話していたが、それは日常茶飯事こっちのスタッフだってやっていること。待たされる助産師たちのイライラもピークになり、その結果、その反動は患者さんへ。
郡病院の産科病棟↓
ニーズの問題。
ボランティアをする上で、こっちは無償でやってるんだから、何をやっても良いということではない。現地の人の迷惑になってはいけないと思うし、そこにニーズがないのにやっても意味がない。たとえボランティアであっても、押し売りではダメだ。TPOをよく考える必要がある。
人は皆、反面教師。そして自分を振り返ることが大事。
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