村落分科会活動とドッキングさせて、1/26~28に石鹸作りのワークショップを開催した。
26日はうちのHIV陽性者NGOのメンバーのみで、石鹸の原料となるソーダの下準備をし、27日に身体障害者のNGOメンバー、村落分科会に属する隊員とクマシ周辺隊員を交えて、ALATA SOAPの作り方を学んだ。
マンゴーの木の下で。アフリカっぽいでしょ。
前日の26日は講師が3時間の大遅刻、そもそも時間を守るという概念のないガーナ人なので、スムーズに進むかどうか、とても不安だったけど、27日当日はそれほど大きなゴタゴタなく順調に開催できた。参加してくれた人も楽しんで作業ができたようで、うちのHIV陽性者のNGOメンバーも、ケープコーストからの身体障害者のNGOメンバーもいつもより積極的に参加してくれた。準備段階や終わってからも、やっぱりお金のことでは揉めていたけれど、ワークショップそのもの自体を見れば、やって良かったと思える。日本人がガーナ人に何かを教えるのではなく、ガーナ人がガーナ人に技術指導することは、受け側にとっても受容しやすいものであったと思うし、そこに日本人が一緒に入って活動できたことによって、モチベーションの向上にもなったと思う。
ココナッツオイルにカカオソーダを混ぜて煮る
形作り、案外難しいのです・・・
今後はこの講習会で得た技術を、参加者たちが自分たちの収入向上活動として継続していくことが望まれる。うちのNGOでは月1回、石鹸作りを行い、それぞれが買取って持ち帰り市場で売る。そして売上の1部を自分の利益とし、残りをNGOにバックして次の材料購入費用に当てることにしている。例えば50Gpの石鹸ならば、10Gpは売った人の利益になり、残り40GpをNGOの利益となる。組織としての運営力が問われるところ。私がガーナにいるあと4か月半で、ワークショップの成果とも言える彼らの活動の様子を見ていきたい。
そしてもう1つの成果としては、隊員のHIV&AIDSに対するスティグマリダクション。ワークショップ後、何人もの人がHIV陽性者に対するイメージや気持ちの変化があったことを伝えてくれた。そのことは私自身、とても嬉しかった。
こんなにたくさん出来ました! 泡立ちはGOOD^^
開催に当たって、たくさんの人から協力を得られたことに感謝です。