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生活のことや仕事のことなど、日々の足跡を少しずつ残してます。
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私は新規隊員として、今の配属先Atwima Nwabiagya District Ghana Health Serviceに配属されている。協力隊は新規から継続して3代の派遣を目標としているが、配属先の希望や隊員の意向によってはそれ以上もあり、または1代だけで終わる場合もある。

私の場合、うちの郡にはVCTセンターがセンターとして確立できていないこと、まだARTが導入されていないこと、患者のフォローアップが不十分、HIV陽性者の収入向上として石鹸作りをスタートさせたばかり、配属先以外では孤児支援のNGO等、引き続きボランティアとして関わっていければ良いなぁと思える活動があるので、後任を要請した。

それとは別に、新規隊員として同じ配属先に「感染症対策」という職種での派遣要請が揚がっている。Bluri Ulcerという感染症が私の任地周辺では時々見られる。あるバクテリアが体内に侵入することで起こる感染症で、浮腫や潰瘍が生じ、そこからの二次感染を引き起こすため、重症の場合は手足切断となる。この新規要請は、私が「エイズ対策」という職種でHIV&AIDSに関連して働いているのと同じように、Bluri Ulcerに対しての要請である。しかし、このBluri Ulcerという感染症は感染経路もまだ不明であり、かつ感染の見極めもPCR検査をしなくては分からないこと、スペインのNGOとオランダの医師が原因追究や治療法確立のため臨床試験も含め、週1回の医療活動を行っていることから、資金援助を行うわけでもなく、医療行為を許されない協力隊員にできることは少ないのではないかと思われた。同じ配属先にいる私としても、この状況で派遣された隊員が活動に困ることは目に見えるようであり、JICAスタッフとも相談して要請を却下した。

…ハズだった。だが、何の手違いか、その要請に対してすでに派遣予定者が決まってしまっており、なんともうすでに二本松訓練所での訓練に入って3月には派遣される予定とのこと。はぁ!?という状況だったが、今更その方の派遣を取り消すわけにもいかず、もっと後になるであろう私の後任隊員に任地を変更してもらい、その3月に来られる感染症対策の隊員さんに私の後任も兼任してもらうということで話が進んでいる。

TICADでアフリカ援助の一層の増加が決定され、外務省としてもODAのうち協力隊の占める割合を減らすわけにはいかないのだろうなぁと思うが、やはり派遣されてからの隊員の状況を考えると、あんまり軽率に派遣要請を揚げないで欲しいな…とも思いつつ。。まぁ、でも新しい隊員さんがNkawieにやってくるのは楽しみでもあったり。私とその隊員さんが一緒に活動できるのは正味1か月弱だけど、私ができることとしてはその人が少しでも気持ちよく活動をスタートできるようにグラウンドを整備しておくことかな~と、すっかり帰国モードになってきたこの頃です。
 

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病院勤務
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自己紹介:
2007年6月18日から青年海外協力隊(19年度1次隊)、エイズ対策で、ガーナへ派遣されていました。
今は日本でまた病院勤務。
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