8/21~26、村落分科会の活動の1つとして、Upper West州で保健プログラムを行った。雨季に流行しやすいマラリアと下痢感染症に焦点を当て、劇や紙芝居をブルキナファソとの国境まですぐそこの「タンチャラ」という小さな村で行い、Upper West州の州都「ワ」ではそれらに加え、公開ラジオ収録&放送を行った。
「タンチャラ」に向かう道中↑
乾季には緑の全然ない土地だが、雨季には緑と水が広がり、幻想的な風景が見られる。
「タンチャラ」でのプログラム
私はラジオ班で、下痢疾患をフォーカスし、Ghana Health Serviceのスタッフをゲストスピーカーとして招いたプログラムの構成に関わった。ラジオ班としては、メンバー同士で何度も内容を詰め、なかなか完成したものができたと思っている。ただ、公開収録ということで、やっぱり当日本番予期せぬハプニングは起こり、結局一部後で収録し直しという事態にはなってしまったのが残念。実際DJを務めゲストと対談をしたのは、英語の上手な先輩隊員だけど、でも合間に日本の曲や自分の好きな曲を交えてみたり、ミキサーやマイクなどラジオの機材をいろいろ使えて、初めてのことばかりで楽しかった☆
全体を通して、イベント自体はとても盛り上がり、ツアーとしてはきっと成功。しかし村落分科会のメンバー16人中、保健医療の分野で働いている隊員は私を含め2人のみという状況で、ヘルスのことをやるというのはかなり無謀にも近かったかなと振り返ってみて、思っている。もうちょっと事前に勉強会をするなどして全体のヘルスに関する知識を高めるなどしておけば良かったかもしれないが、ガーナ各地に散らばる隊員を何度も首都に集めてミーティングを開くこと自体かなり困難。直前リハの段階でも完成できていないグループが多く、全体的に準備不足なのは目に見えていた。結局、保健分野の私ともう一人の隊員からしたら内容はちょっと薄いというか、現地の人はすでに知っていると思われる内容にとどまった。まぁ、でも知っていることでも出来ていないこともあるし、外国人が大勢やってきて、当たり前のことを言うのも意識の向上にはつながったのかな。