任地での2週間のホームステイを終えて、また首都アクラに戻ってきた。

2週間、Home Stayをさせてもらった家族。
お父さんのIsrael(30)、お母さんのVeronica(26)、息子のKwabena(2)、Veronicaの姪のSandra(14)の4人家族。
IsraelはNkawieにあるアチュイマ・ンワビアジャ郡唯一の群立病院に勤務する電気技師さん。(電気関係のものが壊れたときに対処する人?詳しくは知らない…)Veronicaは近くの村の小学校に勤務する先生。
とても良い家族で、2週間心地よく過ごさせてもらった。この地域に住む人の中では、かなり裕福なお家で、テレビや扇風機も家にあった。しかし、一般の家庭なので、もちろんジェネレーターなんてものはなく、2日に一度の12時間停電の際には、すべての電気が切れる。ただこの家は水道が通っており、蛇口をひねれば水は出たし、シャワーも毎日浴びることができたのは嬉しかった(もちろん水シャワーだが)。
Sandolaだけが親戚なわけで、なぜこんな若くして、両親と暮らしていないのかは尋ねることができなかったが(親が亡くなっているわけではないっぽい)、学校には行かせてもらっていた。とても働き者で、良く家事を手伝っていた。もしかしたら、お手伝いさんのような存在なのかもしれないが、食事などは同じものを一緒にとっていたし、一緒にテレビ等も見ていた。どういう存在なのか、いまだによく分からないが、私はお客さま扱いで、あまり家事を手伝わせてもらえなかったので、彼女にはなんとなく申し訳なかった。
彼らにとっての当たり前が、日本でも共通のものだと思っている点が多くあり、情報の少ない社会で生活しているんだということを実感させられた。
ex:
「日本ではどういう風にヤムイモやキャッサバを料理するのか」
「日本では計画停電はどんなタームで行っているのか」
「日本ではカタツムリを飼っているのか(もちろん食べるため‥)」 などなど…
すべて自分たちの生活が基準になってる質問。この家には、テレビやラジオがあるので、まったく世界の情報が入ってこないわけではないと思うが、それでも異国の生活、先進国の生活というのは想像するのが難しいんだろう。文化の発達レベルの違いを、身にしみて感じる。でもそのくせ、「アヤカの携帯には、カメラはついているのか」なんていう、かなりハイテクな質問もされたりする。もちろんJICAから貸与された携帯にそんな機能はなし。。
my携帯↓
ガーナは固定電話がほとんどなく、多くの人が携帯を持っている。Nkawieは決して都会ではないが、ONE-TOUCHという会社の電波が入るため、国際電話もできてしまう。ガーナに来る前に聞いていた「江戸時代に携帯という文明品が紛れ込んだようなもの」という言葉はなるほど納得。
フフを作っているところ↓ 鶏をさばいているところ↓
ステイさせてもらった部屋はなかなか快適だったけど、たまにこんなのがいた…↓
この家族には今後2年間も、きっとたっぷりお世話になるんだと思う。なんせ私の勤務先であるGHS(Ghana Health Service:郡に1つの保健局)の隣の家だから、きっと毎日のように会うし、夕飯を御馳走になることもあると思う。何か困ったら、いつでも言ってほしいと言ってくれているし、ガーナの私の実家的存在になってくれると思う。いい人達で良かった。
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