3日目はいよいよエイズ配慮研修⇒エイズ対策研修へ。
テーマは「HIVの感染のリスクと自己マネジメント」
今日は“ぷれいす東京”というHIV/AIDSと共に生きる人々を支援するNPO主催の研修。
①性に対する自己の態度や意識への気づき
グループになり、HIVに感染すると思われる性行為について書き出した。羞恥心などは取っ払って、普段なら口に出せないような内容を列挙していくというもの。私は職業柄というか、仕事でけっこう「SEX]「膣」「ペニス」「コンドーム」などという言葉は使うことが多いので、あまり抵抗がなかったが、行為そのものの名詞を出すことにはちょっと抵抗あった。反面、一体これらの行為を書き出して、自分の何が分かるのだろうとちょっと興味深々な部分もあった。書き出した後は、それらを感染リスクの高い順に並べる。そして、①今晩ものすごく魅力的でこの人となら結婚してもいい!って思える人と出会った際に、その日許せる行為はどこ?②1年付き合った後、許せる行為はどこ?の2つを選択。ほとんどの人は①の場合、感染リスクの低い行為(キスなど)に留まり、②になると、膣への挿入(コンドームなし)などを選択する。実際、私も同じような回答だった。
でも、、実際1年経っていたら、果たしてコンドームなしのsexをしてHIVが予防できるのか。相手がsexをする前にHIVテストを受けて陰性だということが判明していれば、大丈夫だろうが、1年付き合ったところでHIVの感染の有無がわかっていなければ、その日出会ってsexするのと何ら感染の危険率は変わらない。(もちろん気持ちの面では信頼の構築等あるけれど・・・)
「愛はウイルスには勝てない」ということ。
たとえ自分と彼氏が今HIVに感染するリスクのある行為を行っていなくても、じゃあ自分の元彼は?元彼の元彼女は?さらに元彼の元彼女の元彼は?ってなると、もしどこかでHIV陽性の人がいたら、皆感染する危険性はある。
HIV検査受けなきゃ。
自分一人の問題じゃなくて、付き合っている人との2人の問題でもある。一緒に受けに行こ。
②手記を読むワークショップ
まず、自分達が持っているHIVに対するイメージをずらーっと書き出す。書き出してみると、ほとんどがネガティブなもの。実は、私はすべてネガティブなものだった。
その後、実際にHIV陽性の方が書かれた手記を何個か朗読。実際に読んでみると、そんなに暗く悲観的なものはなく、ほとんどが未来に対して明るい希望を持っているものだった。私が思うに、HIV陽性者やその周囲の人々は真剣にHIVと向き合って、絶望と不安の中から立ち上がり、希望を見つけていくことができていく。ネガティブなイメージしかないのは、今までHIVと真剣に向き合ってない証拠だと感じた。ずっと前からHIVに関心はあっても、所詮私にとっては他人事だったということ。自分だってHIV陰性であるという証拠は持っていないのに・・・
③ヴァルネラブルグループとその取り組み
エイズ小史を勉強。HIV=感染症=病気=保健医療の問題と思ってきたが、実はそうでない。HIVはとても社会的な問題だった。
エイズのスティグマは3つ。
1、死ぬ恐怖
2、社会の少数派(ゲイ、血友病)
3、性(外国人⇒セックスワーカー⇒一般)
病気のイメージはそもそも病気の始まりと大きく関連している。SARSや鳥インフルエンザは誰にでも感染しうる病気だから、皆マスクをしたり鳥を食べなくなったりという感染予防行動を一斉にとった。でもエイズは社会のマイノリティの病気だから自分は関係ない、加えて性の話題がタブー視されているために人々の予防意識が高まらない。マイノリティが感染しやすい状況を作ってしまっているのは、その他マジョリティが作り上げる社会であり、マイノリティだけの問題では当然ないんだけど。
とても複雑(いや単純なのかも?)で難しいので、ここに書くのはムリ。とにかく、エイズ史はとてもこんがらがった状態になっているために、対策が難しいということが分かった。
思ったより、精神的ダメージはなかった。案外、元気。
エイズってとても深い問題。国際会議まである疾患なんて他にはない。エイズのための国連機関まであるんやから、その理由がようやく分かってきた。
テーマは「HIVの感染のリスクと自己マネジメント」
今日は“ぷれいす東京”というHIV/AIDSと共に生きる人々を支援するNPO主催の研修。
①性に対する自己の態度や意識への気づき
グループになり、HIVに感染すると思われる性行為について書き出した。羞恥心などは取っ払って、普段なら口に出せないような内容を列挙していくというもの。私は職業柄というか、仕事でけっこう「SEX]「膣」「ペニス」「コンドーム」などという言葉は使うことが多いので、あまり抵抗がなかったが、行為そのものの名詞を出すことにはちょっと抵抗あった。反面、一体これらの行為を書き出して、自分の何が分かるのだろうとちょっと興味深々な部分もあった。書き出した後は、それらを感染リスクの高い順に並べる。そして、①今晩ものすごく魅力的でこの人となら結婚してもいい!って思える人と出会った際に、その日許せる行為はどこ?②1年付き合った後、許せる行為はどこ?の2つを選択。ほとんどの人は①の場合、感染リスクの低い行為(キスなど)に留まり、②になると、膣への挿入(コンドームなし)などを選択する。実際、私も同じような回答だった。
でも、、実際1年経っていたら、果たしてコンドームなしのsexをしてHIVが予防できるのか。相手がsexをする前にHIVテストを受けて陰性だということが判明していれば、大丈夫だろうが、1年付き合ったところでHIVの感染の有無がわかっていなければ、その日出会ってsexするのと何ら感染の危険率は変わらない。(もちろん気持ちの面では信頼の構築等あるけれど・・・)
「愛はウイルスには勝てない」ということ。
たとえ自分と彼氏が今HIVに感染するリスクのある行為を行っていなくても、じゃあ自分の元彼は?元彼の元彼女は?さらに元彼の元彼女の元彼は?ってなると、もしどこかでHIV陽性の人がいたら、皆感染する危険性はある。
HIV検査受けなきゃ。
自分一人の問題じゃなくて、付き合っている人との2人の問題でもある。一緒に受けに行こ。
②手記を読むワークショップ
まず、自分達が持っているHIVに対するイメージをずらーっと書き出す。書き出してみると、ほとんどがネガティブなもの。実は、私はすべてネガティブなものだった。
その後、実際にHIV陽性の方が書かれた手記を何個か朗読。実際に読んでみると、そんなに暗く悲観的なものはなく、ほとんどが未来に対して明るい希望を持っているものだった。私が思うに、HIV陽性者やその周囲の人々は真剣にHIVと向き合って、絶望と不安の中から立ち上がり、希望を見つけていくことができていく。ネガティブなイメージしかないのは、今までHIVと真剣に向き合ってない証拠だと感じた。ずっと前からHIVに関心はあっても、所詮私にとっては他人事だったということ。自分だってHIV陰性であるという証拠は持っていないのに・・・
③ヴァルネラブルグループとその取り組み
エイズ小史を勉強。HIV=感染症=病気=保健医療の問題と思ってきたが、実はそうでない。HIVはとても社会的な問題だった。
エイズのスティグマは3つ。
1、死ぬ恐怖
2、社会の少数派(ゲイ、血友病)
3、性(外国人⇒セックスワーカー⇒一般)
病気のイメージはそもそも病気の始まりと大きく関連している。SARSや鳥インフルエンザは誰にでも感染しうる病気だから、皆マスクをしたり鳥を食べなくなったりという感染予防行動を一斉にとった。でもエイズは社会のマイノリティの病気だから自分は関係ない、加えて性の話題がタブー視されているために人々の予防意識が高まらない。マイノリティが感染しやすい状況を作ってしまっているのは、その他マジョリティが作り上げる社会であり、マイノリティだけの問題では当然ないんだけど。
とても複雑(いや単純なのかも?)で難しいので、ここに書くのはムリ。とにかく、エイズ史はとてもこんがらがった状態になっているために、対策が難しいということが分かった。
思ったより、精神的ダメージはなかった。案外、元気。
エイズってとても深い問題。国際会議まである疾患なんて他にはない。エイズのための国連機関まであるんやから、その理由がようやく分かってきた。
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