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先週末はガーナ大統領選挙が行われた。日本のように議員による投票で首相が決まるのではなく、ガーナでは登録した全国民がに投票権がある。国籍があってないようなこの国で、投票できるのは一部の人かもしれないが、それでも国民に投票権があるのはいいなと思う。

7日に投票後、3日後の10日に結果が出た。
NPP約49%、NDC約47%、他野党で、どの政党も過半数には至らず、今月28日に上位2政党で決選投票
が行われることになった。選挙の結果が出ても、周りはいたって普段通りの生活なのだが、JICAにより連日自宅待機の規制が敷かれており、とっても退屈。。ガーナ人がNPPだ!NDCだ!と口論しているように見える様も、ガーナ人に言わせると議論しているのだそうで、今後も特に大きな混乱はなく経過しそう。

ここAshanti州は現クフォー大統領(NPP)の出身地でもあるため、この地区だけを見れば、NPP投票率は80%を超えるほど、NPP支持者が多い。ただでさえ熱しやすいAshantiの人々なので、NPPが勝利してこのまま温和に過ぎ去ってほしいという気持ちと、比較的温和な民族性と言われる北部の人や海岸部の人達に支持者が多いNDCが、現在の与党NPPにとって代われば、それはそれでガーナの変化につながったりするのかな~という気持ちもあり。まぁ、政治にはあまり興味の持てない私、どっちでもいいや・・・


国の発展において、政治は中核をなすと思うし、国家の基盤である政治が揺らいでいたら、発展するものもしないだろう。それはそうだと思う。今のガーナは10年前とそれほど変わっていないと聞く。もちろんパソコンなどの首都には高層ビルが建つようになり、ハイテク機器や高価な家電を持つ人々も増えた。しかし、それはほんの一握り、氷山の一角に過ぎず、それ以下の貧困層は生活レベルは変わらないままである。電気も水も外へ出る交通手段さえない村々は多く存在し、医療設備もないため簡単な病気で命を落とす子ども達も多い。政治が変わることで、これらのハード面は改善されるかもしれない。
でも、それだけでは国家は発展しないと思う。ソフト面はどうなのか。あくまで私の感じるところだが、人々に発展したいという思いが足りない。いや、裕福になりたいとは誰もが思っている。でもじゃあ、どうやって?自分たちで何ができる??という部分が欠けている。誰かがしてくれる、先進国が援助してくれるという意識がどうしても抜けない。人々のそういう意識を作り上げたのも、アフリカを援助漬けにした先進国なのかもしれない。
今年5月に行われたTICADで、日本政府はアフリカへの援助を何十%か引き上げることを決定したらしいが、はたしてそれがベストなのか、私にはわからない。このままアフリカを先進国の援助競争の場として援助づけにし、それにより先進国がさらに国際社会で優位に立つ。ただのボランティアである私には国際社会が、日本政府が、ガーナ政府がどのように考えているのかなんて分からないけど、草の根レベルで人々と接している私としては、外国からの援助があふれるこの環境が決して人々に良い影響ばかりを与えているとは思えない。だからといって、アフリカへの援助をスパッと切ってしまえばいいとも思わない。自立をするための援助。もちろんこれは国際社会だって唱えていることで、私もその一環としてここにいる訳だけど、それがなかなか難しい。
これからアフリカはどうなっていくんだろうなぁ…

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2007年6月18日から青年海外協力隊(19年度1次隊)、エイズ対策で、ガーナへ派遣されていました。
今は日本でまた病院勤務。
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