もうすぐ17年度2次隊の先輩隊員が帰国する。
ガーナにエイズ対策隊員が入ったのは、この隊次が初めて。そして19年度1次隊の私が、最も遅く派遣されたエイズ対策隊員で、私をもって予定されていた全ての任地にエイズ対策隊員が揃った。
もちろん、これから帰国していく先輩たちの後任隊員は一部来る予定。
このパイオニア的存在の17-2が帰国する前に、どんな活動をしてきたのか、集大成を見に行こうというスタディーツアーがエイズ対策のフィールドコーディネーターにより企画され、今週実施された。
私はAshanti州だけど、スタディーツアーでは隣のEastern州に行き、2人の先輩の活動を見てきた。
1人はコミュニティー巡回、1人は学校で指導という形。
ちなみに、私は両者を合わせた活動をしていくことになりそうで、ちょうど来週から学校でも授業を持っていく予定なので、その前に見せてもらえて良かった。
協力隊というのは、特に「規定された枠組みの中で何かをやりなさい」というものではない。もちろん職種に関係していた方がいいだろうけど、やりたいと思えることがあって、それが実現可能なものであれば、現地の人のためになることであれば、基本的には何でもやっていい。
しかし、この「何でも良い」というのが曲者で、やれるもんなら何でもやってもいいけど、与えられる仕事というのは、ほとんどなかったりする。そして初めのうちは何をやっていいんやら、よく分からない。結果、自分は何をしにわざわざアフリカくんだりまでやってきたのか・・?という自己無力感に苛まれる。誰しもが通過する道だとは思う。
実際、私もその道中にいる。やれることを何とか見つけて、日々活動をしているつもりではいるけど、結局それに何の意味があるのか、よく分からなかったりするし、考えること自体めんどくさくなったりもする。
でも周りの先輩を見ていると、自分はまだ活動する環境に恵まれた方なのかなとも思えるし、何もやることがないという事態に陥っているわけでもなく、やりたいなと思うことはイロイロある。それに、私の語学力と現地の人のモチベーションの低さ、スタッフ不足等という邪魔が入って、なかなか実現は難しかったりするけど、検討していく余地はあると思っている。日本から来ている私だからこそ、とれる手段があるハズ。
まだ1年7か月もある。
これをポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるか、その時の気分次第。圧倒的にネガティブにとらえることの方が多かったりするけど、嬉しい出来事♪もあり、ポジティブにとらえることのできた1週間でした。