今週はお産に関わることの多い1週間だった。
そして異常妊娠、分娩の多い1週間だった。
今までガーナであまり異常例を見ることは少なかったが、やはりお産は病気じゃないとはいえ、病院にいれば異常例に遭遇する。
病院とはいえ、ほとんど設備の整っていないガーナ。
明らかに早産、2000g以下の未熟児なのに、体重計が壊れているために測定されず、正期産児のように扱われる赤ちゃん、
自宅出産後、多量出血で運びこまれる産婦、
もうちょっと待てば良いのに、無理やり胎盤を用手剥離したために遺残してしまう、
重度の貧血で管理入院し退院後、一度も分娩まで通院せず、分娩時にはまた重度の貧血を患っている、
自宅で胎児のみ流産し、ちぎれた臍帯をぶらさげたまま多量出血で搬送されてくる
・・・いろいろある。
帝王切開や特別な異常例はDrが関与するが、それ以外は基本助産師が対応する。清潔不潔の区別なんてなく、目を覆いたくなるような場面もあるし、患者さんに対する態度など、日本で医療に携わっていた私としては「どーなの・・・?」って思うこともたくさんある。でもそれ以上に、こっちの助産師はすごいなって思うこともある。
最近、続けてお産を見て、やっぱり自分はお産が好きなんだなぁと思う。真似できないことも多いけど、まだまだあと1年、彼女たちから学ぶことは多そうだ。
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