7月10日(木)
CBS(コミュニティーヘルスボランティア)Workshopを開催。
Ashanti州Atwima Nwabiagya郡には5つの地域があり、各地域から10名ずつCBSを招待し、1日がかりのワークショップとなった。全部で50人を招待したが、中には来るのに3時間以上かかる村や来るための交通手段がとても乏しい村もあり、当初の予想では30人来てくれたら良い方だろうと思っていた。しかし、実際には51人ものCBSが足を運んでくれた。
内容は
① Personal & Environmental Health:個人衛生、環境衛生
② Nutrition:栄養
③ Diseases (Malaria, Diarrhea):マラリア、下痢疾患
④ Immunization:予防接種
⑤ Reproductive Health & Rights:性と生殖に関する健康と権利
STI、HIV&AIDS:性感染症、HIV&AIDS
⑥ Safe sex ( Condom demonstration & Practice):コンドームの正しい使い方
⑦ Community Health:地域保健
4人のGhana Health Serviceの同僚と一緒にファシリテーターを務めた。私は⑤⑥を担当し、英語が通じない人も多いので、少しの現地語を交えながら、同僚に通訳してもらいながら実施した。内容はボリュームたっぷりで、全部を消化するのは難しかったかもしれない。でも、CBSは興味を持って聞いてくれていたし、質問もたくさん出ていた。反応もまずまず良かったんじゃないかと思う。
JICAの資金援助を受けてのワークショップ開催だったため、JICAのルールにのっとり、ファシリテーターの同僚には手当てが出ない。最後までお金がもらえないことに対する不満はグチグチ言われたし、やっぱりガーナタイムで仕事をする彼らだから時間通りに進まない等、いろいろ困り事はあった。でも最後には、そんな同僚も「やって良かった」「Very success!」と言ってくれたし、私自身も、手当てが出ない中で、彼らは本当によくこのワークショップをオーガナイズしてくれたし、ファシリテーターとしてもよくやってくれたと思う。
私自身も自分の担当したパートで、伝えたかったことを100%伝えられたわけではない。でも企画してから開催までに5か月もかかったが、ここまで頑張ってきた甲斐があったと思うし、何よりガーナに来てから、スタッフ不足のためカウンターパートが存在せず、GHSの同僚と仕事をすることが少なかった私だけど、彼らと一緒に1つの大きな仕事をやり遂げられたことをとても嬉しく思う。1年、この場所でやってきて良かったと思えた1日であり、このワークショップを機に得られた成果を活かして、これからの残された11か月を頑張っていこうと気持ちを新たにできた1日だった。
GHSの同僚やJICAスタッフをはじめ、このワークショップ開催に協力して頂いた多くの人たちに感謝します。