赴任して、約3週間。
さっそく風邪ひいてくれたみたいです、、
PCが ですけどね。
CDやDVDを入れても、何の反応もしなくなりました。
やられたぁ・・泣泣泣
引き起こされる事態↓↓
①データのバックアップができない!
②DVDが見られない=ガーナにおける少ない娯楽が激減!
③もしかしたら、これからもいろんな症状が見つかるかも・・・!
ということで、早いとこ、対処すべく、捨てたくないデータもあったけど・・・
初期化を決行。
結果、完治☆
おめでとう!!
ウイルスくん、さようなら~♪
このような事態に陥らせてくれた考えられる原因はたった1つ。
配属先のPCに入っていた統計フォーマットをUSBで自分のPCに移したこと。
ほかにGHSで働く同期3人も配属先のPCデータをもらったが為に、同じくウイルスに感染し、PCが壊れたらしい。
100%の感染率・・
おそるべし、GHANAIAN VIRUS(><)!!
もう絶対、配属先のPCのデータは使わないことをここに誓います。
ガーナ人の「近い」は当てにならない。
9日、木曜日。この日はAsuofua Health Centreというちょっと遠いHealth Centreで、妊婦健診のお手伝い+PMTCTの啓蒙をする予定にしていた。
Officeまでバイクで迎えに来てくれて、ドライブはちょっとお尻が痛い以外は、なかなか快適だった。
途中で、プスッ… ふらふらふら~~
おぉーこけるよ(>_<)!!
パンクしました。コケなかったけど。
さて、どうしようか・・
「Asuofuaは隣の隣だから、あともうちょっとだよ。歩く?それとも車を待つ?」
・
・
「Asuofuaの隣の町だよ」
「・・・えっ、まだ隣!?」 無言・・
村と村の間隔が遠い。しかも、UpDownの多く、なかなか疲れる道だった。
運良く、タクシーが通りかかり、乗り合いで乗せてくれた。タクシーで走ること約10分。歩いてたら、まだ恐ろしく遠かったということを思い知る。
きっとガーナ人にとっては近いんだろうけど、日本人にはとっても遠い!
自転車でも、あの距離は嫌だ・・
帰りは、修理の終わったバイクで、無事40分間のドライブを終えることができたが、ガーナ人に距離を聞くときは、「近い?遠い?」じゃなくて、「歩いてor車で何分?」と聞いた方が良いことを学んだ。
7日、火曜日。Dabaaという村で、Breast Feeding(母乳栄養) Campaignを実施。
朝6時半に集合と言われ、Punctualなのは私だけ。ガーナ時間のもとに、準備が進み、それでもなんとかなるもので、無事10時半くらいから開始、約1時間ほどで終了。Allチュイ語なので、まったく内容は分からなかったが、PHN(Public Health Nurse)の熱弁は伝わった。
Q、なぜガーナでBreast Feeding Campaignが必要か
母乳だったら、人工ミルクを買わなくてもいいから経済的だし、皆母乳をあげてるんじゃないの??って思うけど、ガーナでは伝統的に母乳に水やその他の物を加えることがあるらしく、それがもとで赤ちゃんが下痢を起こし、亡くなるということがあるらしい。そのため、その伝統は間違っていること、母乳がいかに重要なのかを伝えていかなくてはならない。現在、WHOも生後6カ月までは母乳以外のものは与えてはならないという方針を出している。
Campaignに集まった村の人々↓ 演説するGHSのPHN(うちのOfficeのNo.2です)↓
その他の日は何をしてたかって、病院やHealth Centreを周ってた。
~Nkawie-Toase Hospital 編~
妊婦健診の前には、集まった妊婦さんたちがまるで教会のように賛美歌を歌い、リズムに合わせて軽く踊る。その後、お祈りをし、助産師から説話がある。今週は妊娠期の栄養について話していた。「今度HIV/AIDSについても話させてね」とお願いすると、「じゃあ今日やりなさい!」ということで、私も少し妊婦さん達の前でスピーチ。チュイ語を書いたノートを片手に、頑張ってみたけど、私のチュイ語は発音が悪いので、分かってくれる妊婦さんもいれば、「何言ってるの?この子・・」みたいな反応の妊婦さんもいた。。
この妊婦さんは妊娠しているかどうかの確認に来た。エコーなんてものはないけど、妊娠確認は尿中HCGを確認できるキットを使用している。残念ながら、この日は妊娠反応が出ず。また来月来なさいと言われてた。
左が助産師さん↓ 妊娠検査キット↓
妊娠高血圧症候群予防のための水薬を妊婦さんに渡している。(有料)↓
そんなの日本じゃ、聞いたことないけど。。
うちの郡でたった一人のDr↓
この地域で、最も多い病気はマラリア。ガーナはアフリカの中ではHIV感染率は低い方なので、まだまだHIV/AIDSに対するPriorityが低い。しかし、感染率が低いから、まだ対策はいらないということでは決してない訳で、だから私はここに来ているわけで、それを分かってもらうには時間がかかりそう。
このDrとは、これから何度もバトルしていくことになりそうだ・・いいオジサンなんやけどね。ガーナ人、特にAshanti州の人は熱しやすい傾向があるので大変。
私もエイズに関連して働いている一人なので、一緒に住んでいる稲場さんと共にT-shirt作り。
私、高校生のころから美術が苦手。。
中学校のころまでは好きだった気がするけど、特に絵を描くということが苦手になってしまっていた・・
はてはて、何を書こうかしら…と考えてみたけど、これといっていいアイデアも何も思い浮かばず。フレーズは思い浮かんだので、あとはバックをグラデーションにして
ごまかしてしまえ!・・
ということで、できあがりがコレ↓
I HAVE MY LOVE.
私には大切な人がいる という意味なハズです。
あなたの大切な人が、HIVに感染していようと、そうでなかろうと、大切な人には変わりない。
ということが言いたかった訳です。
まぁ、デザインに関しては何も突っ込まないでください。。
あ、ちなみにバックのデザインはもともとこういうデザインなので、私が考えたわけじゃないよ。↓
稲場さんのCounter PartのApurakuさんにも作ってもらった↓
まだまだ仕事はよく分からないし、これからどんな困難が待ち受けているかと思うと、早くも日本が恋しくなったりするけど、国際電話も簡単にできるし、隣に日本人も住んでいて、まったく日本を感じられない生活ではないので、今のところ、そんなに大きなストレスは感じていない。
日曜日はHome Stayをしていたお家へ行って、ご飯を食べさせてもらう予定にしている(勝手に…)。行くと喜んでくれるし。やっぱり2週間一緒に暮らした家族は、会うとホッとするもの。
Host Familyと一緒にフフ作り↓
そしてガーナ滞在2か月目にしてようやく気付いたこと。
とっても星空がキレイ☆★☆
写真には遠すぎてうまく写せないのが残念やけど、ホントにこれでもかというくらい星が見えて、ずっと見ていられる。停電の日の夜は、暑くて部屋にいられないので、よく外に出て涼みながら、星を見るのが最近の楽しみ。そうすると近所の子が寄ってきて、いろいろチュイ語も教えてくれる。今は雨季だけど、乾季になると、もっとたくさんの星が見えるらしい☆★☆★
月もキレイです↓
この生活の中で、小さな楽しみを見つけていくことも大事。小さな楽しみでも、楽しみは楽しみ。少しずつ楽しみを見つけていくのも、また楽しみ。
今週は、月水金はまぁまぁよく動いた。火木はGHSで資料を読んだり、チュイ語をSelf Study。
私に要請されている仕事内容は、
・PMTCT(Prevent Mother to Child Transmission:HIV母子感染予防) の促進
・VCT(Voluntary Counselling and Testing:自発的に来た人に対して、カウンセリングとHIV検査を行う)センターの促進、改善、運営
・PLWHA(People Living With HIV/AIDS:HIV陽性者)の支援
・各種データ管理
・マラリア、栄養失調等の公衆衛生
ざっとこんな感じ。
当面、毎週水、金曜日は病院、Health Centreまわり、それ以外の日は、スタッフと共にCommunityまわりやGHSで作業をすることに決めた。
配属先GHS(Ghana Health Service)の中↓
冷蔵庫の中身はワクチン↓
ここAtwima Nwabiagya郡には以下のような医療施設がある。
・Nkawie-Toase Hospital:郡にたった一つの病院で、Drは1人。39床、一応手術室あり
・Abuakwa Health Centre:Abuakwaはうちの郡の中で最も大きい町。Medical Assistant (Ns以上Dr未満の人)が1人
・Akropong Health Centre:Medical Assistantが1人
・Asuofua Health Centre:Medical Assistantが1人
・Barekese Health Centre:Medical Assistantが1人
Abuakwa Health Centre↓
しばらく水曜日はNkawie-Toase HopitalのAntinatal Clinic(産科外来+VCTセンター)、金曜日はAbuakwa Health Centreに行く予定。そこで何をするかというと、とりあえず今週は、なぜか日本でやっていた仕事と同じようなことをやることになってしまっていた。
いや、やらせて頂きました!と書いておきます・・
妊婦健診の部屋に入り、妊婦さんの子宮底(子宮の大きさ)測定、胎児心拍の聴取(ドップラーなんてものはないのでトラウベを使っている)、胎位の確認などなど。意外に健診はしっかり行われており、血圧、体重、尿糖・タンパク、貧血なんかも調べており、母子健康手帳なるものも存在する。すべての人が病院に来られるわけではないので、それは問題なんやけど。
妊婦健診↓ 産科病棟↓(でも、産後24時間以内には退院していく)
ガーナの母子健康手帳↓
それらをしながら、本業であるHIV/AIDSの説明なんかをちょっと話し、検査を受けることを薦める。もちろん英語で。
しかし!!困った・・・!!
英語を話せる妊婦さんがほとんどいない。朝9時くらいから健診が始まり、3時くらいまで休憩なしで、50人くらいの妊婦さんのお腹を触らせて頂いたが、その中で英語が通じたのはホント5人くらいじゃないかと思う…他の人に対しては、通訳してもらわなくてはいけなかった。しかし通訳してくれる彼女も仕事をしながらなので、どこまできちんと通訳してくれているか分からない。チュイ語でHIVの説明なんて、気が遠くなるくらい難しいけど、できるようにならなきゃねぇ。。
実際、GHSで働いているトップのPHN(Public Health Nurse)にHIVについて話すと、「私はとてもよく勉強してきているから、HIV/AIDSの知識は持っている」と自信をもって答えるが、じゃあ実際に「あなたは自分のステータスを知っている?」と尋ねると、「私には夫は1人しかいなくて、彼としかセックスはしていないから検査を受ける必要なんてないわよ」と言う。彼女も確かに妊婦に対して検査を進めることは必要だと言っている。しかし、『自分』となると別問題のようで、「検査を進める医療者が自分は検査を受けたことがないなんて、ナンセンスじゃない?」と言っても、「なんで検査を受ける必要があるのよ?」とカッカッしてくるので、話が進まない。トップにいる医療者でさえ、HIVは自分には関係のない病気と思っている。私もちょっと前まではそうだったが、決してそうじゃないことを伝えていかなければいけない。同僚の意識改善も私の仕事の一つか。
さて、どうやって伝えていこうか。