ガーナは衣食住において、独自の文化が発達している。
例えば、「衣」
伝統的な衣装があり、式典やあらたまった会合などでは、みんな伝統的な衣装に身をつつむ。
一枚の大きな布を身にまいて、片肩は出してしまうちょっぴりセクシーな衣装。いや、体つきの立派なガーナ人が着ると、あまりセクシーには見えないんやけども。。
普段服は?というと、若い人は既製品の洋服を着ている人も多いけど、自分で好きな布を買って、それをテイラーさんに仕立ててもらうのがガーナ流。
本当に布の種類は豊富で、柄や色が派手な物が多い。マーケットに行くと、布屋街があり、所狭しと布が並んでいる↓
日本にいたら、まずこんな色柄の服は着ない!!というものでも、ガーナにいたらアリだな~♪って思えてしまう。あれもいいなー、これもいいなーとけっこう迷う。いいなと思って買っても、いざ仕立てて着てみるとイマイチだったりすることも。でも布を買うのは楽しい~
ギニアウォーム。
日本にいたら、ほとんど耳にしない病気、感染症の1つ。
水中のミジンコを媒介として虫の卵が体内に入り寄生し、体内で成長した虫がまた卵を産むために、皮膚を突き破って体外に出てくる。致死的な病気ではないが、虫が体外に出てくるときに強烈な痛みと痒み、その際新たな感染症を引き起こす可能性がある。井戸や河湖から汲んできた水を飲む前に濾過することで予防は出来る。でもそのための道具がないために、人々はそのまま水を飲み、虫を体内に飼ってしまうことになる。
ガーナはギニアウォームのNo.1汚染地域。
と言っても、症例が多いのは北部で、私はガーナの比較的南部の方に住んでいるので、滅多に患者さんを見ることはない。ってか、ガーナに住んで8か月、今まで見たことなかった。
今週、うちの町でギニアウォームの患者が見つかったというので、病院のスタッフと一緒に家庭訪問してきた。彼は北部から引っ越してきたらしく、きっと引っ越してくる前に虫が体内に入ったものと思われる。
ギニアウォームの治療では抗生剤を内服するが、虫が体から去るのを待つしかない。しかも虫は一匹とは限らない。私が訪問した患者さんは、まさに今虫が出てきているところで、これも無理に引き出すのではなく、少しずつ出していくしかないそう。
白いヒモみたいなのが虫↑
足全体が浮腫でパンパンにむくみ、傷口の周りは炎症を起こしている。ガーナの道路はラフロードが多く、そして彼らは外でもよく裸足なので、足に当てたガーゼは土埃や浸出液で汚い。破傷風にでもなったら、それこそ大変なのに・・と思いつつ、明日は病院に来てね!と念を押して帰った。
先週はガーナに来て初めての健康診断ということで首都Accraに行っていた。
採血、尿検査、便検査、胸部レントゲンなど実施。
結果はもうちょっと先。何も異常ありませんよーに。。
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で、今回の上京では、Accra開拓。
私がガーナに来てからの8か月でもAccraの発展は目覚ましいものがある。高層ビルがたくさん建ち、先進国を思わせるようなショッピングモールがオープンしたり、カフェやバーも色々できている。
今回はみんなでアフリカ料理とベトナム料理のお店に行ってきた。
(左)セネガル料理「Yassa」
(右)モロッコ料理「CousCous」↓
ガーナでもアジアン。ベトナミーズ。しかも激ウマ!!
生春巻き↑ フォー↑
Accraに行った時くらい、贅沢許して下さい・・
最近よく夢を見る。
昔からよく夢は見る方だったと思うけど、最近よく夢を覚えてる。
眠りが浅い・・?
いや、よく寝ている方だとは思うけど。
で、最近よく寝言を言う。言ってるらしい。
時々、自分の声で目が覚めたりする。
ガーナに住み始めても、夢に出てくるのはもっぱら日本人で、夢の中で住む世界は「日本」だった。
でもこないだ夢では2回目、ガーナとガーナ人が出てきた。
車をガーナ人に取られそうになってる夢で(潜在意識でガーナ人に対するイメージが良くない・・笑?)、
"This is my car!!!!!"
と声を大にして言ってるところで目が覚めた。
夢の中でも「ガーナで生きている」という意識を持つようになってきたのか~ということと、夢の中で「英語」をしゃべったということの2点に、ちょっと進歩を感じたりして。。
先月19年度3次隊の方が派遣された。2週間の首都オリエンテーション、2週間の任地ホームステイを終え、今週いよいよ赴任していく。
ガーナ隊は人数が多いことで有名だけど、私の同期も10名でガーナ隊の中では決して多い方ではないけど、今回の隊次は4名ととても少なかった。次あたり、どどーんと来そうだなぁ。
で、ガーナ隊ではちょうど2隊次前の隊員が新歓を行うことになっている。
19-3次隊なので、19-1次隊の私たちがホスト。
去年の6月にガーナに来た時には、このパーティーを開いてくれた先輩隊員がものすごく先にいる気がして、私もここまでガーナで過ごせるんだとうか…とすごく遠いことのように思ったりしたけど、なんだかんだここまでやってきていた。やっぱり早いよーな、、でもまだまだあるよーな。
隊員連絡所(通称ドミ)で手作りパーティーをすることにした。
かなり前からこの日のためにいろいろ準備をし、料理もすべて手作りした。みんな頑張ったし、自分で言うのもなんだけど、けっこう良いパーティーになったんじゃないかと思っている(笑)
帰国隊員が残していった物を受け次ぐフリマ↑
ゲームも盛り上がり、ガーナ事務所の新所長(右)も参戦。
司会のしんちゃん、ゆっき~お疲れ様♪
何品作ったかなぁ・・私は料理班デシタ。
とりあえず自分は楽しかったし、19-3次隊の方の涙も見れたし、みんなの笑顔がステキだったので自己満足♪
最後に19-3の方たちと。
前列の4名がはいてるケンテ柄のスカートはうちらからのプレゼント。
同期のメンバーと一緒になって何かデカイことをするって滅多にないし、それなりに大変だったけど、仲が良いよねーとちょっぴり評判の19-1次隊、やっぱ私の同期ってスバラシイ**と、ますます皆のことが好きになった。
同期のみんなとお揃いの布で服を作りました↑
さて、また今週から活動がんばりましょう。。
また来週は健康診断で首都上京ですが・・
結核の人のフォローを始めて約3か月。
Nkawieの郡病院を受診している結核患者さんは今50名弱。毎日薬を飲み、毎月1回病院を受診する。治療が完了するまで6か月間、これを続ける必要がある。
一見、そんなに難しいことじゃないように思う。けど、日本とは違うのが交通とお金の問題。結核の治療自体はGlobal Fundよりお金が降りており、無料で受けられる。しかし、病院に来るにはお金がかかる。そして車なんか滅多に通らない村から来れる人は少ない。
途中で治療をドロップアウトしてしまった患者さんの家庭訪問を時々行っている。
Treatment Recordに書かれた名前と年齢、簡単な住所を頼りに村を訪問し、村の人の助けを借りてお家まで連れて行ってもらっている。言葉の問題もあり、探すのにちょっと苦労する時もあるけど、小さいコミュニティーなんかは案外すぐ見つかったりする。亡くなっている場合もある。でも元気な姿が見れると嬉しいし、なぜ訪問に来たかを説明し、病院に来てほしいことを伝えると「行くよ」と答えてくれる。私は交通費を払ってあげることはできないし、その後、本当に来るか来ないかは患者さん自身が決定するしかない。でも結構ちゃんと来てくれる人が多い気がする。
先日も少し遠くのコミュニティーを訪問した。カルテに書かれた氏名、住所を頼りに現地の病院のスタッフ、近所の人の助けを借りて探すこと1時間以上。見つからない。そもそもカルテに書かれた住所の地名はあるものの、そんなハウスナンバーが存在しない。ここら辺であることは間違いないのに、誰もその人のことを知らない。
考えられることは1つ。
患者さんが嘘の情報を病院に伝えた・・
なんでか・・?
きっと誰にも自分の病気を知られたくなかった。だからわざわざ遠くの病院にまで足を運んだ。
HIVだけでなく、結核にもスティグマは存在する。
私が家庭訪問をすることによって、プライバシーを侵害してしまうことも有り得てしまう。良くも悪くも、特にオブロニ(外国人)は目立つ。
住民の健康増進を・・と公衆衛生の視点から関わっていくことは大切で、どちらかというとそういう活動を求められている気もするけど、最近は現場レベルで個々人を大切に関わっていってもいいんじゃないかって思ったりもしている。迷うこともあるけど、そう思ってこれからもやっぱり家庭訪問は続けていくつもり。
1月20日~2月10日まで、ガーナで African Cup が開催されている。
アフリカ諸国上位16チームが結集し、Accra、Kumasi、Tamale、Takoradiの4大都市で熱戦が繰り広げられている。
女の子でも好きなスポーツはサッカーと答えるくらい、サッカーに対する情熱は普段でもすごいが、国際試合がガーナで行われるとあって、その情熱はさらにヒートアップ!!!!
チームGhanaは前回のWorld Cupにも出ているくらい強い。一番強いのはコートジボワールらしいけど、順調に予選を勝ち進み、今日からはトーナメント戦へ。ガーナ戦の日は、みんな昼間からそわそわしてあんまりお仕事になりません(^^; これだけの国民の期待を一身に背負ってるガーナチームには是非とも上位3位くらいまで行ってほしいなぁ♪
ガーナ戦はAccraでしか開催されないので、残念ながら見れないけど、せっかくなのでKumasiのスタジアムで観戦してきた。
私が観たのは、カメルーンVSザンビア、南アフリカ共和国VSセネガル。初めてのサッカー生試合観戦はガーナで、しかも国際大会でした★
ガーナ戦ほど観客はいっぱいじゃなかったけれど、ガーナ人が他の国の選手のプレーに一喜一憂し、良いプレーが出れば歓声を上げる。ガーナ人の暖かい部分を見れた気がした。西アフリカ諸国であったり、同じ黒人であったりと、国は違えどアフリカの絆の強さを感じた。
そ~んなにサッカーに興味があったわけではないけど、やっぱ生試合は興奮!
でも日本じゃ、あんまりAfrican Cupは報道されないみたいデスねぇ・・日本人審判も2人ほど来てたけどね。もっと日本でもアフリカのこと、知れるようになったらいいのにねぇ。